2016年5月29日日曜日

Baker-Bird Winery

ノーザン・ケンタッキーのワイナリーの内で一番遠くにあります。



5ドルで、5種類のワインのテースティングができます。
順番と銘柄が決まってきて、

  1. Silver Swallow (Sweet White)
  2. Ruby Hauke Rosé (Sweet Rosé)
  3. Semi-Dry Vidal (Semi Dry White)
  4. Chambourcin (Sweet Red) 
  5. Cabernet Franc (Dry Red)
です。

あと、追加で各2ドルで、次のものをテースティングできます。
  • Black Barrel (Dry Red)
  • Cabernet Franc de Blanc (Semi-dry White)
  • Vidal Blanc (Sweet または Dry)
Black Barrel は、バーボンを作った樽に入れ、11年かけて熟成します。樽にはバーボンが染み入っており、断面には一つの筋が入って見えます。これをDevil's cut というそうです。

Cabernet Franc は、フランス原産の赤いブドウで、赤ワインを作るのに使われますが、ここでは、白ワインを作っています。赤ワインの赤い色は、ブドウの皮の色素の色ですのでこれが混じらない工夫をしています。ブドウを半分だけ絞った状態で皮と実を取り除き、赤い色が出る前に発酵させ白ワインを作ります。

Vidal Blanc は、ケンタッキー原産の寒さに強いブドウです。
木樽を使うヨーロッパと違い、アメリカでは鉄の容器で温度管理をしながら発酵させます。それで、1ヶ月で温度を下げ発酵を止めるとSweetになり、2ヶ月だとSemi-Sweetになり、発酵を続けるとDryに仕上がるとのことです。同じブドウでもこのようにして味を変えているとのことです。(以前、他のワイナリーでは、後から、ブドウジュースを足して甘口を作っていると言っていましたが...。)


中では、流しのギター弾きのおじさんがいて、ワインを片手に聞いていいてもいいですし、ツアーが始まるまで待つ間に聞いていてもいいでしょう。

ツアーは、無料で35分です。
歴史についてお聞きした後、ワインセラーに行きます。

1850年代に建てられた住居部分が、手つかずの状態で保存されています。
床の木は、板に切り出した時のノコギリの刃の跡が光線の反射により今でも見ることができます。

ドイツの石工たちが作ったこの建物は、同時期に建てられたLexingtonやFrankfortのアイルランド系のものとは、作り方が異なります。

100フィートほど奥行きのある、ワインセラーは、ひんやりとして、湿度もありました。木樽が湿度により張ってワインの蒸発を防ぐそうです。
それでも、一年に一つの樽から2.5ガロンものワインが蒸発してしまうとのことです。
これを『天使の取り分』(Angel's Share)というそうです。


お店の名前、住所、電話、HP、営業時間
Baker-Bird Winery
4465 Augusta Chatham Road,
Augusta, KY 41002

(859) 620-4965

http://www.bakerbirdwinery.com/

土曜日、日曜日:1時〜5時

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ノーザン・ケンタッキーのバターミルク・パイクを降りてすぐのところにある最近できたレストランです。 外は、カフェー風になっていて夜お酒をいただくの良い感じです。